今抱えているトラウマについて

これも今の主治医に言うべきかどうかかなり迷ったのですが、告白することにします。私には3つの根源的なトラウマがあります。

◆ 1
ひとつは保育園で日常的に暴力を受けていた事です。
病院で何度か先生に話をしようと思い、その度に当時の恐怖で対話に失敗しているのですが、私が20年前ここに引っ越す前に隣の市にいて親と姉とアパートで暮らしていました。
確か私が3、4歳ごろまでだったと思いますが、両親は一軒家を建てるために共働きで、その間私は空調も効いていない保育園に、やることもないままずっと幽閉されていました。
周囲は自分よりずっと年下の子供ばかりで言葉を話す機会もなく、そのせいで言語能力の発達が遅れてしまっていたのだと思います。
話を本題に戻します。当時そこには10歳くらいの外国籍の未就学児(フィリピン系かブラジル系か不明)が5人ほどいて、入れ替わり立ち代わりで常に同一グループではありませんでしたが、彼らから熾烈な暴行を加えられていました。
手足を拘束されて動けなくなるまで殴られたり、倒れてうずくまっていると、ジャンプをして全体重を掛けて頭を踏みつけてられました。
本当に毎日、死の恐怖を感じましたが、感覚がマヒし、私はいつもヘラヘラ笑っていました。それでも自分の惨めさを急に自覚する事があって、そういったときだけ意識はハッキリして、保育園に連れて行かれそうになる度に強烈な恐怖で泣き叫んで拒絶する事が何度もありました。いつも恐ろしくて、誰とも会話をせず、部屋の隅でうずくまっていました。
この話を今する理由は、その時の根源的な恐怖が忘れられなくて、怒りと恐怖で日常に必要な記憶が頻繁に飛んだり、身体が耐えられないくらい痛く、痒くなってしまうからです。

◆ 2
このエピソードは私が小学生だった頃を通してなのですが、クラスの休み時間の時にガラの悪い連中が「飼い猫を殺して首を切断した」だとか「近所で飼われている犬に日常的に石をぶつけて両目とも失明させた」といった話題を何気なくするようになり、私はそういう話が苦手だったのでとっさに本を読んだり席から離れたりしたのですが、何度も同じシチュエーションが続くと彼らは私が暴力的な話が苦手で冷静さを保っていられなくなることに気が付いて、向こうから近づいてきて私に
「今何日だっけ?」
「それ何の本読んでるの?」
「お前、自分の名前は?」
と、動揺して答えられないと分かっていて簡単な質問をしてきました。
私は怖くて何も言えず、知的障害のレッテルを貼られる事になり、特殊学級には転入しませんでしたが6年間ずっと友達もいないまま教諭にも邪険に扱われたりクラスメイトに言いがかりをつけられたりして惨めに過ごしてきました。
休み時間には特に理由もなく複数の生徒から羽交い締めにされて頭部や腹部を殴られ、抵抗するには噛み付くしかなかったので反撃すると「こいつに噛み付かれた!」と大声で叫ばれ、屈辱的な思いをしました。

◆ 3
物心ついた頃から母はおかしく、「私の生活が滅茶苦茶なのはお前のせいだ」と、私が生まれる以前のことにも関連付けて怒りをぶつけてきて包丁を数えきれないくらい突き付けられて、死の恐怖をその度に感じましたが、一般的な家族関係が何なのかわからなかったのでそれが普通だと思い込んで引きつった笑顔で私は常に平気な顔をしていましたが、同世代と比べるとどこか自分が暗い顔をしていて、生きることにうしろめたさを感じていたのを鮮明に思い出せます。
父も母も言葉を邪推する癖があって、昔から私が事実のみを報告しても直接信用せず、事あるごとに問題を相談しても「それはお前が悪いだけのではないか」で会話が終了し、話にならず、信用されないのではないかという恐怖が常にあって、私も信用されたくて実際に言いたい事とは別の問題にすり替えていつも表現してしまう。そして嘘を隠し切れなくなって、更に信用を失ってしまう。
そうしているうちに全く信用を失い、この地域にいる間は友人ができた試しがありません。